タクシー運転手の仕事は経験の浅い若者にもできるのか
最終更新日 2021年3月9日
監修・著者 株式会社しごとウェブ 佐藤 哲津斗
岡山県では2種免許を取得でき、ある程度土地勘があればタクシードライバーになれますが、地方という土地柄、若者の参入のしにくさを考えると岡山県で若者がタクシードライバーをするのは簡単ではなさそうです。
岡山県での働きやすさ
岡山県には平成27年の段階で約192万人の人口がおり、男性約92万人、女性約100万人という比率で女性の方が若干多く人口比は一般的です。平成29年における外国人の人数は約2万3千人とそこまで人口に対しての外国人の割合は多くはありません。
観光客が訪れるとしても主に国内からの観光客が多く、英語や中国語、韓国語はそこまで必要とされないでしょう。また、高齢化が進んでいる地域でもあり、若者への負担と風当たりは強く、タクシードライバーとして働くには環境は十分に整っているとはいえません。
経験重視、年功序列な社会感覚がまだ残っているため、タクシードライバーとして結果を出していって、確実に認めてもらうのは10年、20年と勤務する必要がありそうです。しかし、若い方のタクシードライバーが少ない分、フレッシュな元気さを求めている会社は多いため、働き口がないわけではありません。
2種免許取得の条件
タクシードライバーになるために絶対に必要な免許として、2種免許があります。この2種免許は1種免許を取得してから3年以上経過している21歳以上の方でないと取得できないため、実質21歳から22歳以上の方でないとタクシードライバーにはなれません。
1種免許の取得費用がだいたい25万円ほどなのに対し、2種免許も同じくらいの取得費用がかかるため、負担はかなり大きく、若者の自己負担で取得するのは大変でしょう。
また、タクシードライバーにはお客さんを安全に運ぶだけでなく、お客さんとのトークや道案内などをするスキルが求められるため、免許以外にも複数の能力が求められることになります。
道を覚える必要がある
タクシードライバーとして働くには、その土地の道路事情、土地勘を最低限把握しておく必要があります。
車に乗り始めてから2年、3年程度では地域の道をすべて把握するのは難しく、カーナビの扱いができてもある程度道を理解していないと運転だけで精一杯になってしまいます。
お客さんから話しかけられることもあるため、運転に集中しすぎてお客さんの言葉を無視しないようにする注意力や気遣いも求められます。
お客さんに不快に思われず、きちんと満足してもらえるように仕事をする必要があるため、そうしたスキルが既に備わっている方は若者でもタクシードライバーの仕事はできるでしょう。
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